2015年10月03日
L-590AXMkⅡ 登場です。
L-590AX 生産完了の後を受けたワンポイント・リリーフの (はずだった) LX-32uですが
予想以上に好結果だったこともあり、後継機が7月末に日本橋店頭に並んでからも
ロング・リリーフになっていました。
日本橋に遅れる事、約二ヶ月、ようやくここ芦屋にもLuxman L-590AXMkⅡが導入されました。
今回入れ替えてみるとさすが LUXMAN 最上位機種の貫禄です。
一聴して気付いたのはひとつひとつの音像定位がしっかりしてきたこと、
そして聴感上のS/Nが向上したことです。
ベースがしっかりと弾むように響き、ヴォーカルはセンターに立体的に浮かび上がる様は
他では容易に得難い再生音を聴かせます。
具体的には音の鮮度が上がり、滲みが少なくなったという事になるのでしょうが
過渡特性が向上したことにより、L-590AX と比べても音像の再現性が良くなり、
しなやかでありながら力強さを兼ね備える再生音が得られました。
一方で、従来の LUXMAN A級アンプが持っていたゆったりとしたふくよかさは
やや後退した感がありますが、これはもう少し鳴らしこみがすすむのを待つ必要がありそうです。
新LECUA1000の採用、電源トランスの1次側巻線径をアップし(電源容量は640VAと変わらず)
フィルターコンデンサーを 10,000μF×4=40,000μFから10,000μF×8=80,000μFと倍加、出力リレーを2接点パラレル接続→4接点パラレル接続に変更、等々
随所にC-900u、M-700uの設計思想を継承した本機はプリ・メインでありながら、
新しい LUXMAN のフラッグ・シップ・モデルとしてふさわしい内容を見せてくれました。
Posted by 河口無線 at 15:27
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