2020年03月22日
今週のLP ベートーヴェン 三重奏曲 ムター、ヨー・ヨー・マ、 カラヤン
今週は ベートーヴェンの三重奏曲をお聴き頂きます。
選んだレコードは カラヤンが若手の俊英を集めた1枚で、ここでのカラヤンは手勢の
ベルリン・フィルとともに3人の才能を存分に引き出しています。
ヴァイオリンに当時16歳のアンネ・ゾフィー・ムター、チェロに 同じく24歳のヨー・ヨー・マ
ピアノは32歳のマーク・ゼルツァーを抜擢し、自発性を尊重しながらも要所要所で手綱を
引き締め、カラヤンならではの一体感をもたらしました。
若い才能を見出すことで定評のあるカラヤンならではの抜擢ですが、この後の彼らの成長を
見ればカラヤンの見る目の確かさが証明されます。
ピアノのゼルツァーはやや、地味な存在かもしれませんが、他の2人、ムターとマについては
現在、最高の名手として数えるのに誰しも異論はないとところでしょう。
カラヤンにとっても このような才気あふれるメンバーをソリストに迎えた本作は大家を揃えた録音とはまた違った、充実したものになったのではないでしょうか。
ジャケット写真のカラヤンの表情が、子供を見守る父親のように見えるのは気のせいでしょうか。
息子、孫の世代を導くような、カラヤンの教育者としての一面がかいまみえた一枚です。
ベートーヴェン:三重協奏曲 ハ長調
:ヘルベルト・フォン・カラヤン( 指揮) ベルリン・フィル
:マーク・ゼルツァー(ピアノ)、アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、ヨー・ヨー・マ(チェロ)
選んだレコードは カラヤンが若手の俊英を集めた1枚で、ここでのカラヤンは手勢の
ベルリン・フィルとともに3人の才能を存分に引き出しています。
ヴァイオリンに当時16歳のアンネ・ゾフィー・ムター、チェロに 同じく24歳のヨー・ヨー・マ
ピアノは32歳のマーク・ゼルツァーを抜擢し、自発性を尊重しながらも要所要所で手綱を
引き締め、カラヤンならではの一体感をもたらしました。
若い才能を見出すことで定評のあるカラヤンならではの抜擢ですが、この後の彼らの成長を
見ればカラヤンの見る目の確かさが証明されます。
ピアノのゼルツァーはやや、地味な存在かもしれませんが、他の2人、ムターとマについては
現在、最高の名手として数えるのに誰しも異論はないとところでしょう。
カラヤンにとっても このような才気あふれるメンバーをソリストに迎えた本作は大家を揃えた録音とはまた違った、充実したものになったのではないでしょうか。
ジャケット写真のカラヤンの表情が、子供を見守る父親のように見えるのは気のせいでしょうか。
息子、孫の世代を導くような、カラヤンの教育者としての一面がかいまみえた一枚です。
ベートーヴェン:三重協奏曲 ハ長調
:ヘルベルト・フォン・カラヤン( 指揮) ベルリン・フィル
:マーク・ゼルツァー(ピアノ)、アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、ヨー・ヨー・マ(チェロ)
Posted by 河口無線 at 11:56
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